**木漏れび Hutte**

ゆるりと過ごす日常は、小さな旅の積み重ね ~迷える人の憩い場、避難小屋、そして道標~

健康な心と体への近道は、ご飯を美味しく食べること。

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こんにちわ!侑子です。

 

最近食生活を見直す出来事がありました。

ただお腹を満たしていただけの食事が

食べ方を見直すことで、もやもや停滞していた人生も変えられそうなのです。

 

今までの食事の在り方

看護師として、3年間病棟で働いていました。


朝6:00に起きて、飲み込むようにご飯を食べて、出社。

やっと休憩が取れても10分足らずで終わる昼食。
その間も鳴り響くPHS。
(医療用の電話のこと)

そして2~3時間の残業を経て帰宅する。
力尽き、何かお腹に入れて早く寝たい…。


そんなバタバタした食生活でした。

 

忙しい毎日だと、食事も簡素なものになりがちです。


それが当たり前になっていたし
仕事を辞めるくらい
生活を劇的に変えないと
食生活を変えることはできないと思っていました。
そして看護師の仕事を続ける限り、思い通りの生活は難しいとも思っていました。

 

毎日この生活で
忙しさで余裕がなくて
仕事中に周りに冷たく接してしまう自分が、嫌になったこともあります。
充実してるような、してないような。
なんとなく満たされず、時間だけが過ぎてく毎日。


朝にコーヒー一杯でも飲める生活が、密かな夢でした。

 

食事の食べ方を見直すきっかけとなった映画


数ヶ月前に、お世話になっている人が、ある映画の上映会に行くよう勧めてくれました。

その映画は、ある食堂が舞台になっているドキュメンタリーです。

「食事の仕方を変えると人生変わる」と言うのです。


なんで?本当に?

 

実は以前、この食堂を紹介してもらって、食事に行ったことがありました。
確かに、美味しい。

ご飯とお好み焼きの定食でも、サクッと食べれてしまうくらい、全体的に軽い。
素朴なご飯でした。
体に良い食材で、こだわって作られているとのこと。

 

でも、この食事で人生まで変わるのだろうか?


最近では、オーガニックな食事を提供している食事処は多くあります。
正直、食事の仕方で実生活にまで影響するのかが、腑に落ちませんでした。

だから余計に気になりました。
その世界観をもっと知りたいと思ったのです。

 

食べることはもともと好きだし、食べる時間が少ないけれど、食事へのこだわりも多少はあります。

 

期待を胸に、映画を観に行くことにしました。

 

いのちの輝きをエネルギーへと変えていくこと

おにぎりを握るシーンでのことでした。

主演のちこさんによって、ほかほかのごはんが、塩をまぶした手でころころころっと、リズムよく握られていきます。
そのおにぎりを握る姿が温かく、できあがったおにぎりが優しい光を放っています。

 

印象的だったのは、お米、お野菜、そしてお皿やシンクに至るまで、優しく丁寧に扱われている姿でした。

これら全てを「光」だと言うのです。

この光の正体は「愛情」であったり
食事に感謝する「意識」であったり。

映画を見ながら、私自身の食生活を思い出しました。あの10分足らずの食事時間で、食事に感謝して、大切なものとして食べる余裕はなかったなぁと。
頭では納得していても、実生活で実践しきれていない現状を目の当たりにしました。


そして頂いた命の輝きを、自分のエネルギーへどう循環させていけるだろうか
そんなこと、いままで考えたこともありませんでした。
私の向き合うべきところはここなのでしょう。

環境を変えても変われるのは自分の考え方次第

私には忙しさや、忙しく動き回ることで
紛らわしていた気持ちや、やっているつもりの気持ちがありました。

 

私はこの映画を見る5ヶ月前に、仕事を辞めていました。
病棟勤務を辞めて、これで自分の思い通りの生活が送れるようになる、と始めは上機嫌でした。
夢であった、朝ゆっくりコーヒーを飲む生活。
好きな料理も作って
だらだらする時間もたくさん手に入れました。

でも、なんとな~く満たされない気持ちは続きました。

 

食事は結局、お腹を満たすためであることに変わりはなかったのです。
自分のためにご飯を作るけど、それもお腹を満たすため。自分の欲を満たすため。

 

環境は変わっても、私自信の根本的な考え方は変わっていませんでした。

 

私は、何かに行き詰まったとき、環境を変えることが、プラスに働くことは多いと感じています。

しかし、どんなに環境を変えても、自分自身に変わろうと思う心がなければ、出会う人もその生活も、変わることはありません。
逆に言えば自分の気持ちの軸がしっかりとしていれば、どんな逆境やどんなに苦手な人がいても、プラスのエネルギーへと変えていけるのだろうと思います。

 

人と向き合うことは、簡単なことではないと感じています。

向き合おうと思っても、気持ちがへこたれてしまうこともあります。

それでも向き合いたいという気持ちの持ち方で、相手に伝わるものはあるし、良いほうへと動いていくと思うのです。

 

おわりに

映画を見て良かったことは、ご飯を大切に扱うことと、それが人との向き合い方を変えることに繋がっていることが、映像を通して空気感で伝わってくることです。

 

やっているつもり、考えているつもり。
でも行動として表れていない。
思うばかりで相手に伝わらない。
それが私の癖であり、それは食事のときも表れていたのだと感じました。

 

人と向き合うことと、食事と向き合うことは一見関係ないことのように思われますが、違った視点を介することで自分のことを客観的に見ることができます。

 

ご飯に込められた感謝の念や愛情を受け取って、自分の良いエネルギーへと変えていくこと。
それは人から受け取った感謝や愛情を
次の行動へと変えていけることと同じこと。


食事との向き合い方を変えたら
ご飯を美味しく食べるために
生活軸が変わってきたと感じています。


20代後半になり、結婚する友だちが増えてきて、20代前半より夜の外食の機会が減りました。
以前は友だちからのお誘いが、ランチだと不服でした。
私は飲みに行くのが大好きなので
「私は飲みたいんだ!!」と不満に思っていました 。笑

 

しかし今は、飲み会が週1~2回で満足できるように。家でゆっくりご飯を食べることも楽しみのひとつだと感じるようになりました。

 

また、感謝することが当たり前になったら、食事の時間を大切にするようになり、食材を丁寧に扱うようになり、体に良いものを摂るようになり、健康に気を使うようになり…。

心も体も健康になっていきますね。

 

働いているときも、忙しい中で食事を作ったり、自分なりによくがんばっていたと思います。
時間が限られているなかで、努力して毎日家事をこなしている方も多いのではないでしょうか。
そこにもう一手間できること。

こなすことにプラスして、感謝や愛情の隠し味を加えれたら。

 

それは今日からでもできること。

忙しくてもそうでなくてもできること。

いただきます。大切ないのち。
生まれてきてくれてありがとうございます。大切な大切な、温かいいのち。


お腹を満たすだけでなく、食事への感謝や愛情を込めることは、長期的な幸せへと繋がっていきます。それは人間関係にしても同じこと。

 

ご飯を光として取り込み、エネルギーに変えていくことは、目の前の人との相乗効果を生み出し、補い合いながら共に成長し、歩んでいくことに繋がるのではないでしょうか。

 

気になる方は、ぜひ上映会へ(^^)

 

詳しくはこちら

映画「美味しいごはん」公式サイト|

 

 

 

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 私のおすすめは、映画をみてから本を読むことです。

 

そのほうが、ちこさんやゆにわの雰囲気がより伝わるなぁと感じます。(*´ω`*)

 

 

 

 

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