**木漏れび Hutte**

ゆるりと過ごす日常は、小さな旅の積み重ね ~迷える人の憩い場、避難小屋、そして道標~

旅するナースがこどもの居場所をつくりたい理由

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「将来○○をやりたいと思っている!」と

目標を持っているかたは少なくないと思いますが、

その、「何かをやりたい」と思ったときのきっかけってなんでしょうか?

 

 

この記事では、自分のどん底の気持ちから

自分の視野を広くもつことで見えてきた世界や

こどもの居場所づくりがしたいと思った経緯なんかを紹介しています(^ω^)☆

 

 

 

半径1キロ以内の世界で

生まれてから中学生の頃までって、コミュニティがとても狭いです。

半径1キロ以内が自分の生活範囲で、そこでどううまく立ち回ればいいのかをよく考えていました。

 

周囲の顔色を窺い

 

考え方の違いに悩み

 

失敗したり、怒られたりすると、「自分はなんてだめなやつなんだ」とか

 

「自分の性格がいけないから」とか、ネガティブ思考になりました。

 

日記帳に、自分を励ます言葉や、自分を保つための言葉を殴り書きしていました。

 

周りと比べることも日常茶飯事で

 

どうやったら気に入ってもらえるのか

 

頑張ったとほめてもらえるのか

 

自分を受け入れてくれるところはどこなのか

 

常に探していた記憶があります。

 

自分をみてほしい

 

わかってほしい

 

ありのままの自分をうけいれてほしい

 

恵まれた環境で育ったけれど、心は常に満たされない感じ。

 

ありのままの自分を受け入れてくれるのはどこ?

 

大人の何気ない一言や、周りの同世代からの言葉は

 

こんなにも自分の人生を左右してしまうのか

 

もっとこうしたいのに、なんでうまくできひんのやろ

 

自分らしくって、何?

 

いつも答えを探していました。

 

自由な気持ちで生きていい

周囲に認めてもらう手段として頑張った勉強で、志望の高校へ入学。

 

そこで出会った友達は、私を受け入れてくれて、仲間にしてくれて、失敗もユーモアに変えてくれて

 

自分の心の緊張が少しづつ、溶けていくのを感じました。

 

人に受け入れてもらえるって、嬉しい

 

狭い世界にとらわれず、自由に生きていい

 

日本だって、世界だって、こんなに広いんだから

 

自分の生きれる場所はある

 

そう感じれたのです。

 

 

でも、その仲間たちは、私の目には完ぺきに映りすぎました。

勉強もできて、スポーツもできて、可愛くて、友達思いで…

そんな仲間たちばかりで、

なんで自分はできないんだ、と

またもやネガティブ思考に走るのでした。

 

私は何をしてもだめなのか

 

コンプレックスの塊だと。

 

それは恋愛でも。

 

なんでこんな自分のことを好きになれるの?って相手を疑ったり

自分のことなんて好きになってもらえない、とか思う日々。

 

自分って難しいなぁと思い、

 またもや、自問自答の日々が続きました。

 

 

 

こどもの心を理解したい

 

なぜ自分はこうなってしまったのか?

 

やっぱりこのままでは嫌だし、自分のこころを知りたいと思うようになりました。

 

こどもの頃の環境が影響しているのかな?と考え

こどもの心を知ればそこを解決できるかもしれないと思い付き

 

「こども」「心理」「発達」というキーワードに興味がわいてきました。

 

母がわたしに、看護師になってほしいとよく言っていました。

「看護師になれば、就職面でも親に文句を言われることはないか」とひらめき(笑)、

医学の分野はもともと好きだったこともあって

 

”こども×発達心理×医学=看護” で看護師の道へ進むことを決意したのです。

 

小児看護をやりたい

不真面目な看護学生でしたが

小児看護の分野は楽しい。

 

こどもの成長発達を促す看護を学んでいくと

 

「エリクソンの自我発達理論」とか

「愛着形成」とか

まさに性格形成につながるヒントを得ることがでしました。

(今後、解説記事なんかも書いていきますね!)

 

 

自分は大方そういう理論の型にはまって順調に成長してきたんやなあと思うようになると、気持ちが少し楽になったのです。

 

なんでこんな汚い気持ちを抱くのだろうって思っていたことも

正常な気持ちの変化なのだと思えるように。

 

そっか、人間そういうものか

 

自分だけではなくて、周りの人も同じか

 

なんだかほっとするような気持ちになりました。

 

世界を旅するようになって

小さいころは、父によくいろんなところに連れて行ってもらっていました。

外に出かけるのが楽しくなったのは、父のおかげ。(あと、山も)

 

大学生になり、時間とお金を得た私は、

自分で日本各地や世界へと旅をするようになりました。

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看護師になってからは、シフト休みということもあって、一人で旅をするようになりました。

 

日本や世界を旅するようになって

ゲストハウスや旅の途中で出会った人達に、たくさんの刺激をもらいました。

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自分と同じ考え方の人たちに出会えたことがうれしかったし

お世辞でも「素敵だね」と、私のことを言ってくれる人たちに出会えて

自分に自信がもてるようになってきました。

 

狭い世界にとらわれなくていい

 

自分の合わない世界にいなくていい

 

自分が自分らしく生きれるように。 

 

そう思わせてくれました。

 

たくさん悩むこともあったけど

たくさん悩んだからこそ見えてきた世界があって

その上で旅をしたからこそ、

たくさんの気づきが持てたし 

客観的に自分を見れるようになりました。

 

看護師の仕事をしていても同じ。

 

こどもたちや親御さんから 

いつもたくさんの刺激や新しい考え方をもらっています。

 

学生時代に自分の置かれている環境のせいにしていたことも、

 

実は自分のことを受け入れていなかっただけなのかも。

 

親からの愛情さえも受け取れていなくて

 

友だちからの思いやりも受け取れてなくて

 

ただただ周りのせいにしていた。

 

もちろん、そうなってしまった環境要因もある。 

 

でも、それだからもう変わることができないとは言えないと思うのです。

 

自分の考え方の視点を変えるだけで

こんなにも周りの見え方は変わってくるのだと

ようやく気付くことができました。

 

今では、私に関わってくれているみんなの愛情をしっかり受け取っています!

(と言いつつ、思考の訓練もしています!笑)

 

こどもの居場所をつくりたい!

 

「居場所」という言葉から、どんなことを連想しますか?

 

・心地よい

・安心できる 

・仲間がいる

私はこのようなキーワードを連想します。

 

だれもが受け入れられて、認められる場所を作りたいなと思っています。

 

きっかけは、この記事を読んでくださったように、

今までの環境の中でもがいた経験と

看護師の仕事をしていて出会った子どもたちからの影響があります。

 

彼らも含め、自分という一人の人間を認め、他人を認めることができる居場所。

自分が自分らしくいれる居場所。

人の本質を知ることができる居場所。

 

これからアイデアをたくさん集めて、形にしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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